映画、本、NBA、金融……週休5日で働く元経済紙記者が気ままにつむぐ雑記ブログ

通勤ですれ違う人々

通勤時にすれ違う人たちを見ていると様々な想像が掻き立てられて、飽きません。

自宅から駅に向かう途中、そして電車を降りた駅から会社や取材先に向かう途中ですれ違う人たちには実に様々なタイプの人がいて、どんな仕事をしているんだろうとか、独身かなとか、小さな子どもがいそうだな、などと想像を巡らせるのは、何とはなしに楽しいものです。

家から最寄りの駅に向かう途中では、サラリーマン風の人が一番多いのですが、その人の服装や雰囲気をみて、あの人は学校の先生かな?、あの人は自動車などの整備工っぽいぞ、あの人はおしゃれだから美容師・スタイリストさんかも、あの人は個人事務所を経営してそうな雰囲気だから何かの士業に就いているのかななどと、あれこれ想像をめぐらせるわけです。

そうした人たちの中には勤め人らしからぬ人もチラホラいるのですが、ここ何年かでこの人はひょっとするとフリーランスなのでは、という風体の人が増えた印象があります(そもそも、朝の通勤時間にフリーランスの人が歩いているものなのかという話は置いといて)。

職場の最寄り駅から会社までは青山通りを歩いて行くのですが、洒落たカフェには、外国人客のほかに、必ずカジュアルな格好をしてPCを開いている人たちがいます。もちろん、そうした人たちがフリーランスで仕事をしている人ばかりということはないのでしょうが、いかにも何かの作業をしてそうだけど、どこに向かうでもなくゆったりと自分のペースでPCに向かっている人たちの何割かはおそらくフリーランスなのだろうなと勝手に想像して、勝手に羨ましがるーー毎朝そんなことを繰り返していました。

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最近では、週休5日で会社勤めをし、合間にフリーの仕事を入れる働き方に移行したため、自分もそちら側に片足を踏み入れたことにはなるのでしょうが、そのことで満足できるかと思いきや、収入が不安定気味なこともあり、なかなか落ち着いた心境にはなれません。

ですが、自分の興味・関心・価値観に従って、世界に目を見開き、稼いでやるぞと思いながら動くことは、思いの外充実した気分になるもので、長いこと止まっていた自分の時間がようやく動き出したかなという気がします。

 

ところで、朝の青山通りって、勤め人とフリーランスだけではなく、本当にいろいろな人が歩いていたりします。最近多いのは、やはり外国人観光客。もとより外国人はビジネスマンも含めてたくさん歩いているのですが、最近では観光バスで乗りつけるアジア系外国人から、少人数グループで旅行している欧米人のグループまで多様な観光客が闊歩しています。

そのほかに印象的なのは、赤坂界隈に居住し、駅からの通勤客とは逆に駅方面へ向かう通勤客。赤坂在住ということでさぞかし収入水準が高いのだろうななどと思ったりもするのですが、最近では職住接近を奨励して手厚い家賃補助を出す会社も少なくないそうで、そうした会社の社員はけっこう赤坂にも住んでいるのかもしれません。港区は子育て支援も充実しているそうで、子育て世代の居住者も増えているのだとか。

私の独断と偏見が混じりますが、印象として、そうした「逆方向族」の多くは、IT・Web関係、ファッション・デザイン関係、金融関係の勤め人が多いのかしら、なんて思いますが、実際はどうなのでしょう。

そのほかには、そもそも勤め人ではなく、フィットネスジムに向かうような中年のおじさん・おばさん、犬の散歩をしているセレブ、永田町に向かう代議士なども歩いていたりします。青山通りって飽きない通りだなと思います。