映画、本、NBA、金融……週休5日で働く元経済紙記者が気ままにつむぐ雑記ブログ

田舎のWi-Fi環境

 年末年始に帰省すると、やはりWiMAXの電波がほとんどつながらなかった。従来からのことなのであまり気にならなかったが、ワイモバイルなどの他のWi-Fiも同様につながりにくい状況も、これまでと変わっていないようだ。

 もともとこの地区では、携帯キャリアが電波塔などをバンバン建てていた全盛の時代に、電波塔による人体への悪影響を懸念した携帯用の鉄塔建設反対運動が起こったことにより、各携帯電話の電波環境の整備が、他の地区とくらべて著しく遅れたという経緯がある。果たしてそれが多少なりとも影響しているのか、はたまた、それがWi-Fiを手がける各社のもともとの戦略なのかは知らないが、この地区は相対的にWi-Fi環境が整っていない。

 地方の大都市のベッドタウンであり、海沿いでアクセスにも便利な立地にあることから、決して過疎の町ではないのだが、不思議なことに、隣接する過疎地域などでWi-Fi環境が整備されつつあるなか、うちの地区では整備が進んでいない。

 手頃な料金でWi-Fiを利用できれば、両親にもタブレットやらスマホやらを手軽に使ってもらえるのになぁと、ちょっと残念な気がしてならない。

 とは言え、Wi-Fiの電波がほとんど飛んでいない環境というのも、見方を変えれば、案外落ち着き、ホッとできるものなのかもしれない。

 ということを東京に戻り、自宅マンション周辺に飛んでいるWi-Fiの電波状況を可視化してみて、ふと思ったのだった。こういう電波って、何がしかの影響を及ぼしていたりしないのかしら。